絶対失敗しない！ベランダの鳥の餌の選び方

「可愛い小鳥がベランダに遊びに来てくれたら嬉しいな」そう思ったことはありませんか？実は、ちょっとした工夫で、あなたのベランダが小鳥たちの憩いの場になるんです。そのための第一歩が、適切な餌を選ぶこと。この記事では、「ベランダの鳥の餌の選び方」について、初心者の方にもわかりやすく解説します。どんな種類の鳥が来るのか、季節によって餌を変えるべきか、安全な餌とは何か。この記事を読めば、小鳥たちが安心して集まる、素敵なベランダ作りのヒントが見つかりますよ。

ベランダに集まる鳥の種類と餌の選び方

どんな鳥が来る？

ベランダに来る鳥は、地域や環境によって様々です。

スズメは、パンくずやお米など、人が食べるものにも興味津々でやってきます。

メジロは甘いものが大好きで、果物や花の蜜を求めてやってくることがあります。

また、ヒヨドリは果実や昆虫を食べる雑食性なので、幅広い種類の餌に興味を示すでしょう。

あなたのベランダにはどんな鳥がやってくるか、観察してみるのも楽しいかもしれませんね。

鳥の種類で選ぶ餌

やってくる鳥の種類によって、喜ぶ餌も異なります。

例えば、スズメには穀物系の餌、例えばヒエやアワなどがおすすめです。

メジロには、ミカンなどの果物や、メジロ専用の蜜柑フィーダーなどが喜ばれます。

ヒヨドリには、リンゴやベリー類などの果物、または総合栄養食のバードフードが良いでしょう。

色々な種類の餌を少しずつ置いて、どの餌が人気か試してみるのも面白いかもしれません。

安全な餌の選び方

鳥の健康を守るためには、安全な餌を選ぶことが大切です。

塩分や油分の多い人間の食べ物は、鳥の健康を害する可能性がありますので、与えないようにしましょう。

また、カビが生えた餌や、古くなった餌も避けるべきです。

市販のバードフードを選ぶ際は、無添加のものや、鳥の種類に合わせたものを選ぶと安心です。

新鮮な水も忘れずに用意してあげましょう。

季節ごとの選び方：ベランダの鳥の餌

春から夏にかけて：子育てを応援する餌

春から夏は、多くの鳥たちが子育てをする大切な時期です。

親鳥は自分の体力を維持しながら、ヒナのためにたくさんの餌を運ばなければなりません。

この時期は、高タンパクな餌を意識してあげると良いでしょう。

例えば、ミルワーム（生きているものか乾燥したもの）は、栄養満点でヒナの成長を助けてくれます。

また、すり餌やふやかしたドッグフードなども、親鳥がヒナに与えやすいでしょう。

庭に虫がたくさんいる場合は無理にあげる必要はありませんが、ベランダなど自然の餌が少ない場所では特に喜ばれますよ。

秋：冬に備えるエネルギー補給

秋になると、鳥たちは冬の寒さに耐えるため、または暖かい場所へ移動するためのエネルギーを蓄え始めます。

この時期は、高カロリーな餌がおすすめです。

例えば、ヒマワリの種やナッツ類は、脂質が豊富でエネルギー源になります。

ただし、塩分が含まれていないものを選んでくださいね。

また、果物も糖分を含んでいるので、エネルギー補給に役立ちます。

夏の間、昆虫をたくさん食べていた鳥も、徐々に植物性の餌を食べる割合が増えてきます。

季節の変化に合わせて、餌の内容も少しずつ変えていくのがポイントです。

冬：寒さを乗り切るための餌

冬は、鳥たちにとって最も厳しい季節です。

気温が下がり、餌を見つけるのが難しくなります。

そのため、冬は高カロリーで消化の良い餌が重要になります。

例えば、脂身の少ない牛脂や、植物性の油を含んだ種実は、効率よくエネルギーを補給できます。

また、凍結しにくいように、水分量の少ない餌を選ぶのもポイントです。

そして、忘れがちなのが水です。

冬でも水は必要なので、凍らないように工夫して、新鮮な水を用意してあげましょう。

安全でおいしい！ベランダの鳥の餌の選び方と注意点

安全第一！避けるべき餌

鳥たちに安心して食べてもらうためには、危険な餌を知っておくことが大切です。

特に注意したいのは、人間が食べる加工食品。

例えば、塩分の多いスナック菓子やパン、油分の多い揚げ物などは、鳥の体に大きな負担をかけてしまいます。

消化不良を起こしたり、腎臓にダメージを与えたりする可能性もあるんです。

また、牛乳などの乳製品も、鳥は消化するのが苦手なのでNG。

お餅も喉に詰まらせる危険があるので避けましょう。

「良かれと思って」が、実は鳥たちを苦しめていることもあるので、注意が必要ですね。

おいしさも大切！新鮮さがポイント

安全なだけでなく、鳥たちが喜んでくれるおいしい餌を選んであげたいですよね。

そのためには、餌の新鮮さが重要です。

開封してから時間が経ちすぎた餌は、風味が落ちているだけでなく、カビが生えていることも。

特に夏場は、高温多湿で餌が傷みやすいので注意が必要です。

購入する際は、賞味期限を確認するのはもちろん、開封後は密閉容器に入れて、なるべく早く使い切るようにしましょう。

小分けになっている餌を選ぶのも、鮮度を保つための良い方法ですよ。

水やりも忘れずに

餌と同じくらい大切なのが、新鮮な水です。

特に乾燥している時期や、夏場はこまめに水を替えてあげましょう。

浅めの容器に水を張っておくと、小さな鳥でも安心して水を飲めます。

また、水浴びをする鳥もいるので、少し広めの容器を用意してあげるのも良いかもしれませんね。

ただし、水場は雑菌が繁殖しやすいので、定期的に清掃することを忘れずに。

ベランダでの給餌の注意点

ベランダで餌をあげる際は、近隣への配慮も大切です。

大量に餌を放置すると、カラスやハトなど、他の鳥を呼び寄せてしまうことがあります。

また、餌の食べ残しは、ベランダを汚す原因にもなります。

餌を与える量は、鳥たちが食べきれる量にとどめ、食べ残しはこまめに片付けるようにしましょう。

早朝や夜間など、静かな時間帯の給餌は避けるなど、時間帯にも配慮すると良いでしょう。

賢く選んで、鳥も人もハッピーに！

安全でおいしい餌を選ぶことは、鳥たちの健康を守り、ベランダをより魅力的な空間にするための大切なポイントです。

ちょっとした工夫で、鳥たちとの素敵な出会いが生まれるかもしれません。

ただし、過度な給餌は、鳥たちの自力で餌を探す能力を低下させてしまう可能性も。

自然の中で生きる鳥たちの生態も尊重しながら、無理のない範囲で、ベランダでのバードウォッチングを楽しんでくださいね。