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朝起きてベランダを見たら、キラキラ光る鳥のフンが! または、洗車したばかりの車に白い跡が…。本当に腹立たしいですよね。
鳥のフン掃除のDIY方法:なぜ自分でやる必要があるのか?
コストを抑えて手軽に済ませたいから
「うわ、また鳥のフンだ!」って時、正直なところ、いちいち専門業者さんにお願いするのも気が引けますよね。もちろんプロは完璧にやってくれるでしょうけど、それなりにお金もかかりますし、予約したり日程調整したりと、ちょっと面倒。
その点、鳥のフン掃除のDIY方法なら、必要な道具さえ揃えれば、思い立った時にすぐに取りかかれるのが大きなメリットです。ホームセンターで手に入るものや、家にあるもので意外と対応できたりするので、圧倒的にコストを抑えられます。ちょっとした汚れなら、自分でサクッと済ませたい、そう思うのは自然なことです。
放置はリスク大!すぐに対処したいから
鳥のフンって、ただ汚いだけじゃないんですよ。これが結構厄介で、特に乾燥したフンには、オウム病やクリプトコッカス症といった人間の健康を害する可能性のある病原菌が含まれていることがあるんです。風でフンの粒子が舞い上がり、それを吸い込んでしまうリスクもゼロではありません。
さらに、フンは酸性なので、金属を腐食させたり、車の塗装を傷めたり、建材を変色させたりする原因にもなります。時間が経てば経つほど、こびりついて落ちにくくなるし、ダメージも蓄積される。だから、「見つけたらすぐに」が鉄則なんです。この即応性という点でも、鳥のフン掃除のDIY方法は非常に有効な選択肢と言えます。
- 専門業者に頼むより費用が安い
- 必要な道具が手軽に揃う
- 自分の都合の良い時に作業できる
- 病原菌や建材へのダメージを最小限に抑えられる
- 頑固な汚れになる前に対応できる
鳥のフン掃除に必要なものと基本的な手順
鳥のフン掃除、これだけは揃えたい基本ツール
さて、いざ鳥のフン掃除に取り掛かろう!となった時に、何も準備なしで突っ込むのはちょっと待ってください。素手とか、ティッシュ一枚とか、そういう無謀なことはやめましょう。
まず絶対に用意してほしいのが、ゴム手袋とマスクです。これは自分の身を守るため。先にも触れましたが、鳥のフンには病原菌がいる可能性があるので、直接触ったり、乾燥したフンを吸い込んだりするのは避けなければいけません。
それから、フンを湿らせるためのスプレーボトルに入れた水(ぬるま湯の方が効果的)、フンをこそげ取るためのヘラ(プラスチック製だと傷つきにくい)、拭き取り用の新聞紙やキッチンペーパー、ボロ布、そして最後に消毒するためのアルコールスプレーか、薄めた次亜塩素酸ナトリウム液があると完璧です。ゴミ袋も忘れずに。
- ゴム手袋
- マスク
- スプレーボトル(水またはぬるま湯)
- ヘラ(プラスチック製推奨)
- 新聞紙、キッチンペーパー、ボロ布
- 重曹(任意だが効果的)
- バケツ
- 消毒用アルコールまたは薄めた次亜塩素酸ナトリウム液
- ゴミ袋
鳥のフン掃除のDIY方法:基本のステップ
道具が揃ったら、いよいよ実践です。基本的な鳥のフン掃除のDIY方法は、以下のステップで進めます。すごくシンプルですが、この手順を踏むのがきれいに、そして安全に掃除するコツなんです。
まずは、乾燥して固まっているフンには、スプレーボトルで水やぬるま湯、または重曹を溶かした水をかけ、しばらく放置してフンを柔らかくします。新聞紙やキッチンペーパーをフンの上に置いてから水をかけると、水分が蒸発しにくく効果的です。
フンが柔らかくなったら、ヘラを使って優しくこそげ取ります。力を入れすぎると下の素材を傷つける可能性があるので注意。剥がしたフンや残った汚れは、新聞紙やボロ布で拭き取ります。その後、きれいな布で水拭きして洗剤分などを完全に落とします。
そして、ここが重要。見た目がきれいになっても、菌が残っているかもしれません。仕上げに消毒用アルコールや薄めた次亜塩素酸ナトリウム液を吹きかけ、しっかり乾燥させましょう。使った道具やボロ布は、病原菌が付着している可能性があるので、適切に処分するか、しっかり洗って消毒してください。特にベランダの手すりなど、よく触る場所は念入りに。
一度で落ちない頑固な汚れもありますが、その場合は無理にこすらず、もう一度湿らせる工程から繰り返すのがおすすめです。焦りは禁物です。
頑固な鳥のフン掃除のコツと注意点
頑固な鳥のフン掃除、諦める前に試すこと
さて、基本の方法でサクッと落ちれば万々歳ですが、中には「え、これ石膏?!」ってくらいカッチカチに固まった鳥のフンもありますよね。特に日差しが強い場所に長時間放置されたりすると、もう手強いなんてもんじゃない。
そんな頑固な鳥のフン掃除のコツは、とにかく「焦らない」こと。力任せにゴシゴシ擦るのは絶対にダメです。素材を傷つけるのがオチ。まずは基本に忠実に、水分でじっくり柔らかくするのが第一歩です。
お湯を使ったり、重曹ペーストを塗ってしばらくパックしたりするのも効果的です。重曹は弱アルカリ性なので、フンの酸性を中和して汚れを浮き上がらせる効果が期待できます。ラップで覆っておくと乾燥を防いで浸透を助けますよ。ただし、素材によっては重曹が使えない場合もあるので、目立たない場所で試してからにしましょう。
それでもダメなら、鳥のフン専用のクリーナーを使うのも手です。市販されていますし、効果は高いものが多いです。ただし、使用上の注意をよく読んで、換気を十分に行いましょう。そして、最後に忘れちゃいけないのが消毒。見た目がきれいになっても、菌は目に見えませんから。
- 焦らず、まず水分でフンを柔らかくする
- ぬるま湯や重曹ペーストでパックする
- ラップで覆って乾燥を防ぐ
- 素材によっては重曹が使えない場合がある
- 専用クリーナーの使用も検討する
- 掃除後は必ず消毒する
鳥のフンを寄せ付けないための予防策と鳥のフン掃除のDIY方法の限界
鳥を寄せ付けないための賢い予防策
せっかく鳥のフン掃除のDIY方法でキレイにしても、すぐにまたやられたら正直やってられませんよね。鳥だって好きでフンを落としているわけじゃないんでしょうけど、こっちとしてはたまったもんじゃない。
鳥を寄せ付けないための予防策は、掃除と同じくらい、いやそれ以上に重要です。一番手っ取り早いのは物理的にブロックすること。ベランダの手すりや屋根など、鳥が止まりやすい場所に鳥よけネットやスパイクを設置するのは定番中の定番です。
キラキラ光るCDやホログラムテープ、風で揺れるものを吊るすのも、鳥にとっては不快な環境を作り出すので効果があると言われています。ただ、鳥も慣れる賢い生き物なので、これだけで永久に安心、というわけにはいかないのが現実。
あとは、鳥のエサになるようなものを放置しないこと。生ゴミはもちろん、落ち葉や枯れ枝なども鳥にとっては格好の隠れ家やエサ場になり得ます。周辺をこまめに掃除して、鳥にとって魅力のない環境を維持するのが地味だけど効果的な予防策です。
個人的には、ホームセンターで買った鳥よけの剣山みたいなやつを置いたら、しばらく来なくなった経験があります。完全にゼロにはならないけど、被害は激減しましたね。
鳥のフン掃除のDIY方法の限界:プロに頼むべき時
鳥のフン掃除のDIY方法、色々と解説してきましたが、正直「これは自分でやるのは無理かも…」という状況も当然あります。
例えば、フンの量が尋常じゃなく多い場合。広範囲にわたっていたり、何ヶ月分も溜まっていたりすると、病原菌のリスクも跳ね上がりますし、精神的にも結構しんどいです。天井に近い場所や、足場の悪い場所のフン掃除も危険が伴います。
また、特定の鳥(例えばハトなど)が繰り返し同じ場所にフンをする場合、単なる掃除だけでは解決しません。巣を作られている可能性もありますし、鳥獣保護法に触れる可能性のあるケースも出てきます。
自分でできる範囲を超えていると感じたら、迷わずプロの業者に相談しましょう。専門業者なら、適切な装備と洗剤で安全かつ徹底的にフンを除去してくれますし、再発防止のためのより専門的なアドバイスや対策(例えば、どこから鳥が来ているのか調査したり、より効果的な忌避剤を使ったり)も期待できます。DIYで頑張るのも良いですが、時にプロの手を借りる勇気も必要です。例えば、nipponbirding.comのような専門サイトで情報を集めるのも良いでしょう。
- 広範囲に大量のフンがある
- 高所や足場の悪い場所の作業
- 特定の鳥による継続的な被害がある
- 巣が作られている可能性がある
- 自分で掃除しても解決しない
- 健康リスクが心配な場合
鳥のフン掃除のDIY方法:これであなたもフン被害から解放
ここまで、鳥のフン掃除のDIY方法から、そのリスク、そして効果的な予防策まで見てきました。鳥のフンは単なる汚れではなく、健康被害や建材の劣化にも繋がる厄介者です。しかし、適切な知識と方法があれば、自分で十分対処可能です。重要なのは、見つけたらすぐに、正しい手順で安全に行うこと。そして、何より鳥を寄せ付けないための予防策を講じることです。これで、もう鳥のフンに頭を悩ませる時間は減るはずです。きれいな環境を維持して、快適に過ごしましょう。